ジーコ監督会見

 

■ 1次予選は大成功だった

この1次予選において全勝することができました。今日の試合内容ですが、ボールキープができて、チャンスも作ることができました。シンガポールの寄せの速さもあって、なかなか追加点を奪うことはできませんでしたが、シンガポールのチャンスも最後のシュートくらいでした。(それを防いだ)土肥ですが、普通のGKといいGKの違いというのは、チームが(大半の時間を)ボールキープしている中で、相手の決定機がひとつくらいしかなくても、それに対して集中し、対処できることです。その意味で、彼の資質が生かされたと思います。当初の目標である予選全勝を達成できたということで、非常に良かったと思っています。

 

――この予選はいろいろなことがあったが、全体を振り返ってどうか?

 6戦全勝ということと、失点が1しかなかったこと。これらを見てもチームは成長したし、1次予選に関しては大成功だったと思います。チームとしても進化したし、国内組、海外組を問わず、チームとしてひとつにまとまったことが大きな手ごたえであり、結果につながったのだと思います。今日は難しい試合でしたが、(スタメン出場した選手が)ゲームに出ていないということで、うまくいかない部分もあったかもしれません。それでも負けない、試合を勝利に持っていける、そのあたりの強さがついてきたのだと思います。チームがひとつにまとまったことに加えて、ベンチが充実したこと、後から出てきた選手も、(スタメンと)同じような能力でゲームの中に入っていけるということは、とても大きなことですし、満足しています。

 

――引いた相手の守備を崩せず、1点しか取れなかったが、選手のパフォーマンスに満足しているか?

 予選の一番の目標は勝つことです。それができたことについては満足しています。今日のシンガポールは全員が引き気味で、ひとつのボールに対して厳しいプレスをかけ、日本の選手に(マークを)2枚、3枚と付けてきました。サッカーというのは面白いもので、一つや二つのチャンスを確実にものにして勝つ場合もあれば、やたらチャンスを作っては外してしまってゴールがなかなか生まれないなど、いろいろなケースがあります。今日はたくさんチャンスがありながら1点しか入らなかったわけですが、それでも勝つことができたので満足しています。もちとんチャンス自体を作り出せない、あるいはシュートの数が少ないというのなら、深刻な状況だとは思いますが、それとヘまったく違った展開でしたから満足しています。

 

――三浦知や中山といったベテランを呼ばなくてよかったと思うか?

 彼らは実際に今日はプレーしてないわけだし、今回の決断でのチームでよかったのか悪かったのか、答えるのは難しいですね。ただ、彼らもJリーグでプレーしているわけで、このピッチにいたら、これまで培ってきた経験を生かすことで、違った結果になっていたかもしれません。

 実際、今いるグループで何かをやるというのが大きな目標でしたから、今の状況ではなかなか答えられません。ただし私自身、彼らへの感謝や敬意というものは変わっていませんし、今でもプロとしてやっているわけで、実際に代表に呼ばれても、ある程度は自分たちのサッカーを見せてくれたと思います。

 

■ 大久保にはもっと頑張ってもらわないといけない

――今日の試合で足りなかった部分は、中田英や中村といった個の力で補うのか、それともチームとして補うのか?

 前回のシンガポール戦では、今のメンバーとは大きく違い、中田英や中村が中盤にいて、2−1という今日以上に厳しい試合でした。もちろんチームとしての打開策も大切ですが、(個とチーム)両方が重なっていかないと、いい結果は出てきません。先日のオマーン戦を戦ったのは、いつものメンバーでだいぶゲームをこなしていたし、(彼らが出場していれば)流れも違っていたとは思います。今後を考えて、個の力を上げていくことももちろん大事ですが、さらに厳しい予選を勝ち抜くためには、チームや連係での打開策も必要になります。そこの兼ね合いがサッカーでは大切です。今日のメンバーでは勝てないということではなくて、回数を重ねていけば連係も出てくるでしょうし、(個とチームのレベルアップを)平行してやっていくのが一番いい形だとは思います。

 

――今日の大久保のプレーについて。それから次のドイツ戦、さらには最終予選に向けてどう考えているか?

 本当に今日のことで精いっぱいで、次のことを聞かれてもなかなか答えられませんね。自分の哲学としては、その時にベストな選手、力をキープしている選手を選んで招集しています。大久保も他の選手も、すべてに資格があるとしか答えられません。最終予選自体が来年の話ですから、近くになったときに、選手のチームへの貢献度とコンディションを見て判断します。

 今日に限っていえば、大久保は途中出場でありながら、非常にいいシュートを放っていましたし、自分でドリブルで持ち込んだりと、彼の積極的ないい面が出ていたと思います。彼をA代表に引き上げたのは自分であると自負していますし、コンフェデにも連れて行きました。彼の資質は高く評価しています。ただ、彼以外の出場しているFWが結果を出している状況を考えると、レギュラー、スタメンを目指すのであれば、もっと頑張ってもらわないといけません。切磋琢磨(せっさたくま)することで、チーム全体も、そして彼自身も伸びていってほしいです。

 

――今日は中田浩と遠藤、2人のボランチがタッチラインのスペースをカバーすることが多く、中央にスペースが空いていたが。それから小笠原も下がりすぎていたようだが?

 守備についてですが、シンガポールに形らしい形、チャンスらしいチャンスがあったのは最後の1回しかありませんでした。それを考えると、決して(ポジショニングは)悪くはないと思います。相手の攻撃に対して、火消し役としてDFの前から最初に当たるのがボランチです。相手がサイドから攻めてきたときに、引きずられていったと。どちらかというと、つるべのような形、どちらかがサイドに引いたときにもう片方が中央をカバーするような形、あるいはDFが出て行ったときにカバーする形、そういった役割は今日はできていたと思います。

 われわれのチームの場合、誰がこの位置に戻って、というようなパターン化はしない形でやっています。本山がFWに近い形から「危ない」と思って下がってきたとき、誰かが前をカバーしていれば――そういったバランスさえ崩さない形で(選手たちに)自由を与えているわけです。小笠原の場合も「危ない」と判断すれば下がってきますし、飛び出すときには出て行きますし、中盤ではたいたり、あるいはボールを受けてシュート、といったことをやっていたと思います。

 そういう意味で、特に中央にスペースが空いていたというようなことは感じませんでした。逆にボランチがもっと縦へ飛び出すような動きがあればよかった。1人が残ってきちんとパスカットができていれば、2枚のうちの1人がもっと前に出て行ってもよかったかなと思いました。

 

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/kaiken/200411/at00003101.html

 

シンガポール代表アブラモビッチ監督会見

 

■ 再び日本と戦える日を楽しみにしている

今日は私たちにとっていい試合でした。日本に対し、守備的にならずに最後まで攻撃的に戦うことができました。日本は強く、プレッシャーもきつかったですが、こちらもチャンスを作ることができました。再び、日本と戦えることを楽しみにしています。

 

――予選を通じて、チームはどう進化したか?

 最初に日本と対戦したときよりも、シンガポールが進歩していることは、今日の試合で証明できたと思います。われわれが長期的に一生懸命努力していることを分かってもらえたのではないでしょうか。

 

――前半は守備的で、後半から攻撃的になったように見えたが

 今日は最初から攻撃的に行くように指示しました。そう見えなかったのは、日本のプレスが効いていたため、守備的に見えただけだと思います。最後のチャンスで日本のGKの好セーブがあったためゴールにはなりませんでしたが、とにかく攻め続けるというのが今日の目標でした。

 

――日本とは2試合ともに1点差だったが、今後の目標は?

 シンガポールの選手は、1983年、84年、85年生まれが大半の若いチームです。それ対して日本は、ほとんどの選手が25、6歳の脂が乗り切っている年齢でした。あと2年もしたら、日本のレベルに到達できればと考えています。

 

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/kaiken/200411/at00003107.html

 

 

 

 

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