東日本・北海道選抜交流サッカーフェスティバルの報告と御礼

育成部副部長 荒木真人

(泉バルセロナ監督)

 今回の大会では、各団から集まった素晴らしい選手が一丸となり厳しい状況を乗り越え、またスタッフ、各団の指導者の皆様、運営等のFCみやぎの皆様、会場準備や温かい応援を頂いたご父兄の皆様お陰で、東日本および北海道の名だたる強豪を相手に,泉選抜4チーム共に存分な活躍ができました。特に、泉バルセロナは見事4年ぶりに優勝することが出来ましたことを御報告申し上げます。

 

 泉バルセロナの場合、予選リーグの緒戦は緊張とコミュニケーション不足でミスが多く危ない場面もありましたが、何とか2−0で勝利することが出来ました。予選リーグ第2試合と順位決定戦は終始攻めていたものの決定力不足でなかなかゴールが奪えませんでしたが、第2試合1−0、順位決定戦2−0と勝利することが出来、チャンピオンリーグに進む事が出来ました。チャンピオンリーグでは、宇都宮JFC、仙南選抜とも前半の立ち上がりに受身に回り危ない場面がありましたが、選手達自身でコミュニケーションを取り合い修正することが出来、宇都宮JFC2−0、仙南選抜1−0と勝利することが出来ました。決勝は茨城中央選抜αが相手で、前からプレスを掛け相手に自由にさせず、選手達の高い集中力と精神力で1−0で勝利し、優勝することが出来ました。大会が始まる時には内島コーチと共に、選手達に、中学生になるための良いステップになる大会にする事、泉のサッカースタイルを最後まで貫く事、小学生最後の大会を1番になって気持ちよく終わろうと話しました。試合では一人一人が最後まで自分の良さを出し、見事全試合完封で優勝することが出来て、中学生に上がる良いステップになった事と思います。

 

 泉マンチェスターは予選リーグ1勝1分で1位となり、代表決定戦でもPK戦を制して、チャンピオンリーグに進出しました。チャンピオンリーグでは強豪相手に善戦しましたが、一瞬の隙をつかれて失点してしまい、惜しくも上位には食い込めませんでした。実力が僅差の場合には少しの気の弛みが失点に繋がることを痛切に思い知らされただけでも、実に貴重な体験だったと思います。内田監督のご指導の下に選手達が一丸となって、怯むことなく、全国区の強豪相手に実力を発揮して精一杯頑張ったことは賞賛に値すると思います。

 

 泉レアルは,初戦で選手の動きが硬く、つまずいてしまったことが予選リーグでは響いたようでした。寝不足から自分たちのサッカーができずに、予選リーグ3位に終わってしまったことから、生活リズムの大切さを実感してくれたものと思います。選手達自身、1日目の成績には悔しい思いがあったようで、2日目のFCみやぎリーグではようやく本来の姿に戻り、熊谷監督・高橋コーチの下で個々の力を存分に示して3位となってくれました。

 

 泉チェルシーは急造のチームであったことから、当初はチームとしてのまとまりが不十分で、相互の連携が満足にはできなかったようです。にもかかわらず、片山監督のご指導の下に最後まで頑張りを見せてくれて、1試合ごとの成長が最も顕著なチームでした。それは、失点が徐々に少なくなって行き、1日目の最後のフレンドマッチでPK戦を制したこと、および、2日目のFCみやぎリーグでは3位決定戦出場を青葉選抜と争いPK戦までもつれ込んだことからも分かると思います。著しい成長を目の当たりにできた、素晴らしいチームでした。

 

  各チームの選手共、中学生になっても向上心を忘れず、また,支えて下さる方々への感謝の気持ちを忘れずにスポーツに勉学に頑張ってほしいと思います。

  最後になりましたが、今後共、育成部活動に対する各団のご理解、ご協力を宜しくお願いいたします。ありがとうございました。 

平成16年4月1日

 

 

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送